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業界トピックス

更新:2016/7/15

小さな傷も一瞬で発見
―「見たいものが見られる」時代に

マイクロスコープが身近に

 最大7000倍—ハイロックスがデジタルマイクロスコープ「RH-2000」で映したのは、10円玉でした。平等院鳳凰堂の屋根の両側にいる鳥(鳳凰)がどのような形をしているのか、平面ではなく立体的に見せていました。


 鳥の厚み(高さ)から表面粗さまで見せるために、画像連結ソフトを使用していました。材料となる10枚の画像は、レンズの高さを5μm間隔で変えながら約350倍まで拡大したときに順次撮影したもの。それを1枚のデータにまとめることで、写真のような鮮明な画像になるというわけです。


 「顕微鏡とパソコンを使ったことのある方なら、誰でもお使いいただけます」とは、ハイロックスの担当者。Windows仕様のパソコンに、コントローラー、カメラ、レンズ・スタンドを接続すればすぐに使えます。


 ブースで見せた画像連結はあくまで一例。ラインナップとして、観察・画像保存から2D、3D計測、画像連結まで揃えることで、使用状況に応じた仕様を選ぶことができます。2D計測では視認性の高いアイコンを使用。直接的な操作が可能なうえ、レンジ倍率情報も自動的に認識するので、面倒な設定は必要ありません。


 各種計測結果は、Excelデータに反映できるのも嬉しいところ。「マルチな対応ができる」マイクロスコープとして、最近では機械金属加工の分野でも少しずつ納入実績を伸ばしているとのこと。工具摩耗、チッピングによる加工痕を発見するのにも抜群の効果を発揮するそうです。


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