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業界トピックス

更新:2016/7/15

小さな傷も一瞬で発見
―「見たいものが見られる」時代に

好調な検査マーケット

 7月上旬、インテックス大阪6号館で開かれた展示商談会「2016大阪どてらい市」の一角。オリンパス、オーツカ光学、ハイロックスの3社がブースを並べました。展示したのは、拡大鏡、顕微鏡、マイクロスコープといった目視確認に必要な機器です。


 「年間数千台売れています」と話すのはオリンパスの担当者。5〜100倍(ズーム比6.7)の拡大が可能な実体顕微鏡「SZ61」は、レンズを通しながらでも、自然な色で鮮明に見ることができます。ライン検査で威力を発揮する一方、各種装置に組込みやすいスリムなボディが特長です。


 コストパフォーマンスに優れたこのスタンダードモデルは、とくに「0.01mmの傷も許されない」電子部品業界で引き合いが伸びているそう。さらなる軽量化に向けた部品の小型化、金属から樹脂に材料がシフトしている各業界の動きも、目視検査の需要を高めている一因になっています。


 ブースでは、対象物の材料成分が数秒で分かる携帯型蛍光X線分析計「DELTA」(=写真)も展示していました。金、銀、プラチナ、パラジウムなどの貴金属類を含む、幅広い種類の合金を自動的に判定。リアルタイムで各成分の割合を%表示で確かめられます。


 製品の最終検査だけでなく、溶接後のビードを確認したり、加工前の材料が契約どおりの成分になっているか抜き打ち検査したり、リサイクル原料にレアメタルが何%含まれているかといった使い方も…。RoHS指令対応の分析計としても、国内外で認知度を高めています。


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