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業界トピックス

更新:2016/10/13

連結台やリフトで作業を楽に
―物流総合展で負担軽減提案

安全性と作業効率の大幅アップへ

 ピカコーポレイションは、実物のトラックに連結式大型作業台「DXL」やトラック昇降ステップ「DXF」などを設置し、コの字形に連結できる足場板や手すりをDXLの新オプションとして用意しました。


 広い足場を確保することで、安全性と作業効率の大幅アップを図るのが狙いです。担当者は「いまだにトラック荷台のあおりに立ってシートのかけ外しなどの作業をするケースがあるようですが、墜落や転落の可能性があり非常に危険です。陸運業の労働災害は荷役作業時の発生比率が70%を占め(平成25年度荷役作業安全ガイドラインの解説)、安全性向上は喫緊の課題となっています」と話していました。


 花岡車輌は、パワーゲート付きトラックに代わる移動式テーブルリフト「トラックリフト」を開発しました(今秋発売予定)。バッテリーで昇降し、積載重量1000kgまで対応。「物流センターの積込・荷下ろし場所に必要数のみ配備すればよく、コストダウンだけでなく、トラックの燃費改善にもつながります」と言います。


 作業者の腰や手首の負担を減らす提案も目につきました。マキシンコーは天井までのスペースを有効活用できる縦型回転式自動棚「ロータリーストッカー」と縦型自動棚「シャトル」を実演。「収納物がいつも一定の高さから取り出せるため、腰を痛める可能性を低くできる」(同社)ほか、扉の自動開閉やポインターの点灯指示により誤ピッキングを防げます。


 AI(人工知能)を取り入れた寺岡精工の「AIピッキングカート」も注目を集めていました。独自開発のアルゴリズム(効率的な手順)で最適なピッキングルートを探し出しカートのモニターに表示。「上下2台ずつ4つのコンテナ台を装備するため、1人のスタッフで4店舗分のピッキングを行える」そうです。仕分ける個数や品物はバーコードだけでなく重さでもチェックしてミスを減らす効果もあります。

【写真=パワーゲート付きトラックを代替する花岡車輌の移動式テーブルリフト】


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